FRED |
米国は利上げをするとリセッションに陥るという歴史を繰り返しています。
サムネ画像は米国政策金利の水位です。金利が上がった後に灰色の影がありますが、その時期が景気後退です。
昨日の米国株は金利上昇→VIX上昇で株価が大幅下落し、ナスダックは一時6%下げました。金利とVIXがともに動いたことは↓で指摘しています。
インフレを今の利上げではどうにも出来ないみたいな理由付けがされていましたが、どう考えてもリセッション懸念でしょう。
VIXが30に向かうなら一層の下落がある→あったFRBの政策金利は短期金利に強く影響を与えるものです。
もちろん、短期金利が上がって長期金利が上がらないとリセッション懸念なので、フラットかイールドカーブ通りに推移していき、そのままインフレ率も落ち着き、インフレ率が2%辺りで落ち着ければ大成功!というものですね。冒頭の画像を見たら、その成功の時期は合計で48時間くらいでしょうか?w
歴史的に見れば金利を上げて上限に達したとき、出口というよりかは市場が耐えれずに問題が噴出する後にリセッションが起きています。
FRBはITバブル、リーマンショック、2018年のクラウディングアウトに関しては利上げで意図的に発生させています。
少なからず言えるのは利上げ局面ではナスダックやNYダウなど関係なく下落するので、程度の差しかない点が言えますし、利上げはインフレが落ち着くまではひたすら続ける。今回であれば50bpの利上げを毎度し、QTの規模が年内に950億ドル規模になるという事実は、通例通りにリセッションに陥るとしても、米国や世界にデフレ懸念が出たタイミングでは利下げでもデフレ化≒リセッションを止めることはできないだろうと思います。
FRB含めてインフレの予測を2021年は外し続けたので、次のリセッションを彼らが当てられるわけもないので、ハイテク株が先にダメージを受けきって金利のピークから大復活もあり得るという可能性がありますね。
人の行く裏に道あり花の山。利上げによるリセッションは確実で後はタイミング、やはり次はナスダックだろうと思います。が、いま本格的に投資するわけではないですね。