スキュー指数とは?は▼でどうぞ
暴落や相場の急変動が恐い人が絶対に参考にするべきスキュー指数スキュー指数とVIXを並べて先行シグナルのように利用することはあります。
ならばスキュー指数とS&P500をそのまま並べても利用できるだろうと、5年間で比較してみました。
スキュー指数とS&P500
TradingViewより |
灰色のシャドーはスキュー指数が高値から急落するときです。
スキュー指数は140を超えると危険水準と言われています。
そちらはもっと綺麗なチャートで水平性を引いて下に貼りますが、まずはスキュー指数が最高に達して下落するという状態のあとで「S&P500」 がどうなったのか?を比較しました。
左側が2018年の利上げとQTによるクラウディングアウト相場です。
利上げがスキュー指数を高めるように高止まりさせていますね。
シャドーを消してみました。一応は140以上から一気に急落したというときにシャドーをかけていました。
2018年のクリスマスショックの際には
スキュー指数が9月10日に150へ到達→10月8日に125へ
SP500は9月17日の2930→12月17日2420程度に下落しています。
詳しい数字はもっと短期のチャートで御覧ください。
コロナショックにも機能していたスキュー指数
2019年12月16日に145→12月30日に129
2020年2月10日の3360→3月16日に2400
スキュー指数から分かること
コロナ前の2つの事象からは株価が最高値になる前にはスキュー指数が140超えの状態、低値から急上昇して真っ逆さまに下落するという兆候があるようです。
逆に相場が上昇するとき(2019年)はスキュー指数自体も低い水準にいる状態が指摘でき、130より下にあるほうが安心して上昇相場を満喫できるでしょう。
特に一定期間の高値にスキュー指数が到達すると、数ヶ月後にSP500が高値に到達してから反対側に下落しているので、スキュー指数がその年の高値に到達した数ヶ月以内にSP500が最高値へ到達した場合は売る方が無難なようです。
スキュー指数が高値→一気に下落と転換した際には何かしらのリスクヘッジを考えてもいいでしょう。
VIXよりも先行性が高く、再現性もある程度はあることからスキュー指数をそのままでも十分に使える指標であることが確認できました。
スキュー指数の140に水平線を引いたもの
最後にスキュー指数が140のラインに水平線を引いてみました。
コロナ以前では140超えはヤバい水準だなと一目で理解できます。
コロナ後ではVIX同様に基本の水準が上がってしまっているために、平均的に下がらない限りは危険な水準を引き上げる必要がありそうです。
ただ、スキュー指数は2020年10月以来の127という水準まで下げてきたので、120まで低下したら投資してもいい水準だと思います。