失業率の低下もリセッション(景気後退)への入り口。

2022年5月6日

FRB データ 経済

t f B! P L

 

FRED

前回記事では利上げがリセッションの入り口と書きました↓

利上げ後は絶対に景気後退している米国。市場が恐れるのはインフレ懸念よりリセッションでは?


今回のサムネ画像は米国の失業率と景気後退のタイミングです。

薄い影がかった部分が景気後退で、チャートの低下=失業率の低下のあとにリセッションと同時進行で失業率が悪化している繰り返された歴史が見て取れます。

今回の内容はこれだけで十分なほど説明しましたが、失業率を下げるために色々な政策を金融と政府がセットで行い経済成長と失業率低下を成功させます。

その後は低下した失業率があるため、その成功した経済状態を背景に利上げしますが、リーマンショック後の10年間はEU危機もあったために米国の利上げが穏やかで、それこそソフトランディングできていた期間があります。


失業率は現在の水準で既に完全雇用という、どういった政策をしてもこれ以上は失業率が下がらない水準に達しており、歴史通りならリセッション懸念と同時に失業率も上昇していく可能性が高いです。

マイナス失業率を各国が導入すれば別ですがw


前回記事と今回記事でリセッション(景気後退)への条件が整ったことは説明できたと思います。

いま取り上げたのは、私が米国景気後退がくるのは2023年だと思っていたからですが、今年の末には兆候が捉えられそうなので、リスクの一つとして取り上げました。



こちらも要チェック

米10年金利が先導したVIX


VIXによる株価下落のプロセスを解説!

QooQ