【モーサテ】2021年8月23日の要約

2021年8月23日

モーサテ

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投資家が朝見るニュースと言えばモーニングサテライト、今回から同番組内の情報を日々自分用に要約していこうと思います。


20日の市場への評価

米指数は揃って上昇、テーパリングへの過剰なリスク回避が一服し幅広く銘柄が買われる展開。デルタ株の感染拡大と金融政策の今後の不安は残る。


アメリカの専門家イアン・ブレマー氏

アフガニスタンからの米軍撤退に理解を示すも、撤退方法を批判。

アメリカ人避難前の撤退はクレイジーとし、米国が独断で撤退し外国との協調がなかったと指摘。撤退を延期すればタリバンと米軍の戦いがあるだろうと予測。


地政学リスク

アメリカの弱体化を指摘しつつ、ドイツや日本の政治的変動リスクも指摘。

アフガニスタンの問題は日本も対岸の火事でなく、日本の米軍基地に一時避難民を受け入れる可能性も指摘。


GAFAMの注意点

決算で増収増益と好調さで市場を牽引。

しかし、S&P500を占めるGAFAMの割合が5年前の10%から23%まで増加。

また、日本のTOPIXに関しては2年前の0.8倍から1.4倍へ。投資マネーの集中があると指摘。


バイデンの大手テックへの規制案として以下

  • M&Aの審査厳格化
  • 個人情報の過度な蓄積防止
  • ネット市場での不公正な手法を禁じるルール整備


もしGAFAMが調整する場合は指数割合の大きさから全体が下げる可能性。

国内への影響としては、半導体関連や電子部品企業へ影響を及ぼし、日経平均株価の中で値がさ株の中に半導体関連が多いことから日経平均株価も大きく調整する可能性を指摘。


テーパリング

市場はテーパリング開始時期を探る展開、年内がコンセンサス。

全体で見ると株価への影響は限定的としている。


モーサテ サーベイ(今週のマーケット予想)

日経平均株価

27,200円が中央値

ドル円

110円が中央値

テーパリング発表タイミング

11月のFOMCで発表と見る人が多数

国内の景気先行き

-1.3ポイント


日本株の政治リスク

横浜市長選で自民党支持が敗北、また短期政権が繰り返すなら国策は機能しないと指摘。

これからは脱炭素や環境問題への国際的な取り組みがあり、短期政権の外交の脆弱さでは、ルール作りで不利とし、国益を二分するルール作りで欧米のルールを押し付けられないような外交力の必要性を指摘。

環境問題を成長産業としながらも、一部産業にとっては制約となる可能性を指摘しており日本がそれをどこまで守れるかが重要となりそうです。


米中景気の停滞

米中共にマクロ指標で景気が停滞、7-9月期がピークアウトかと。

年後半の成長率を下方修正するところもあるが、成長は続くと。

また、中国のテックなどへの規制はリスクとしつつも、中国政府は2021年後半からは景気支援政策に切り替えており、潜在成長率である6-8%は維持するだろうとし、いまの中国への見方を悲観的するぎと指摘。


なるほど新興国

イスラエルを特集。(1人当たりGDPが日本以上で新興国?)

国の成長は女性の人材発掘?とイスラエルの女性活用を紹介。

  • 徴兵による最新テクノロジーへの接触機会
  • 世界一の起業率

女性が起業する際に調査、開発費に最大で6400万円助成し、助成金の審査で優遇もあるとこのこと。

世界中の大企業の研究開発の拠点がイスラエルにあるため、日本企業との連携も今後増えると。


好業績のPER低下の注意点

一般にPER低下は割安感が出る。

しかし、東京エレクトロンを参考に業績が上がったのにPERが先行して下げだし、半年後に業績もピークアウトして株価が下げ続けたと紹介した。

業績のピークアウトを見極めることの重要性を理解する必要性のためにPERの低下をチャンスと見ないように警告。しかし、トヨタの稼働停止に対する株価下落のPER低下の場合は業績のピークアウトとは関係ないため後者の場合は機会となるだろうとしています。


クリーンプラネット 国内スタートアップ6位 評価額1300億円のユニコーン企業

最新テクノロジーである核融合に関わる国内ユニコーン企業。


終わり

モーサテで出ていた情報をまとめました。

多くの情報から一部ずつ取り上げたので、気になる項目は別途調べることをオススメします。


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